雨のおと [2005.05.14-05.24]
ピアノの音が響くのは
決まって長い雨の夜
その旋律は無秩序で
その音彩は鮮やかで
その歌声は艶やかで
夜の帳に 音一つ
蒼い闇に 色一つ
ひとつひとつを響かせて
奏者の居ないその席に
つたない音を広げゆく。
ピアノの音が響くのは
決まって長い雨の後
無人の部屋に響き渡る
誰も居ない 音楽会
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ピアノの音が響くのは
決まって長い雨の夜
その旋律は無秩序で
その音彩は鮮やかで
その歌声は艶やかで
夜の帳に 音一つ
蒼い闇に 色一つ
ひとつひとつを響かせて
奏者の居ないその席に
つたない音を広げゆく。
ピアノの音が響くのは
決まって長い雨の後
無人の部屋に響き渡る
誰も居ない 音楽会
夢を見る。
それはさくさくのクッキーのように
甘くて儚く、あっけなく崩れてしまう
そんな夢。
クッキーのようなその夢は
とてもとても 儚く脆く。
でも。
崩れた後には
余韻という名の甘さが残る
夢を見る
それはさながらお菓子のように
さくりと溶けて消える甘さは
目覚めという名の甘い崩壊
桜吹雪の舞うあの丘で
また来年も会いましょう
淡い嵐のその中で
会えることを楽しみに
緑の葉桜舞うあの丘で
春のよき日に会える事を
ひらりと散り逝く桜吹雪
その狭間から垣間見る
一片の花惜しみつつ
会えることを楽しみに
桜吹雪の舞うあの丘で
来年も また 会いましょう
好き。
大好き。
愛してる。
こんな言葉を並べたって
心はもっと広いもの。
際だい5文字のコトバなんかに表せやしないわ。
翼は何処へでも飛んでゆける
そんな事言ったの誰かしら。
翼はいつも私を束縛して
知らないところへも
連れて行ってしまうのに。
それでも、
人はそれを
どうして自由なんて呼ぶのかな。
思っても見なかった。
小さなちいさな欠陥が
私をココまで壊してしまうなんて。
この欠片は
私をココまで狂わせて
セカイを全て壊して回って。
それから
一体どうするつもりなのかしら
君に捧げた物語は
君の世界を広げてくれる。
そう思っていたけれど。
僕が作ったその世界は
君のセカイを狭いものにしてしまった。
だから僕は君に捧げる。
今度こそ
君のセカイを広げてくれるよう、祈りを込めて。
貴方に降るは 銀細工の薔薇
私に降るは 銀糸の雨
冷たく光る薔薇の色に 祝福を掘り込めば
雨は私を貫いて 温かな赤へと変貌する
貴方はそれを受け取って
人形となった私の糸を操り
これで私は貴方の私物
薔薇の飾りを髪に留めて
一緒に踊る ヒトリノワルツ
悲しい伝説の泉には
叶わぬ何かがあったという。
そんなの分かっていると人は言うけど。
叶わない何かが無かったら、悲しい伝説にはならない。と。
でも
他の誰かが、何かを手に入れたから。
その話が出来上がる。
悲しみがスポットライトを浴びても
その裏には 誰かの喜びがあるのではないかと。
果てなく続く その調べ
甘く誘われ 堕ちませんか?
その旋律に揺られながら
ただただ堕ちていきませう。
それはとても不可思議奇怪
これが私の楽譜(キィ・ノート)