トップに少しずつ書いている文章です。
ここには日付順で1個目〜10個目まであります。
他のものを見たい方は、上のメニュー、またはブラウザの「戻る」で一つ前にお戻りください。
製作文書へ戻る場合は「一覧へ」をどうぞ。

僕と、君 [2004.09.07]

存在意義

僕は 君のために
君は 誰のために?

繰り返す日々 [2004.09.02-09.06]

今日もよい日。
明日もきっとあさっても。
毎日続く。よいよい日々。

それはいつも赤に染まって終わりを告げる。
朝になったら元通り。
夜は赤く染まった人形に。
朝になったら元通り。

今日もよい日。
明日もきっとあさっても。
人形になって 朝には戻る。
毎日続くよいよい日。

それは決して終わることなく。
殺され続ける その繰り返し。

呟くコトバ [2004.08.30-09.01]

赤い赤い満月のした
空を見上げる 小さな少女は
紅銀のナイフをそっと
真白く着飾る胸に当て

小さくつぶやく その一節
それはさながら
小さな小さな物語
かわいらしくて残酷な
子守唄にも似たはなし。

幾何学模様(いま)と信仰(むかし) [2004.08.24-29]

貴方の世界はワイエルシュトラス
私には理解できないわ
幾何学模様で埋め尽くされて 数字の羅列が支配する
計算されたその空間は 見えないモノにはとても冷たい

私はカタリナなんかじゃないの
貴方を論破することなんて とっくの昔に諦めた
統治するのは見えない力 支配するのは天使と悪魔
不思議はすべて神の導き 世界が違いすぎるもの

機械の十字架ひとつ佇む 白い広場は伝承の墓地
寂れたシロはただ密やかに 眠り続けるいつまでも

奇怪な十字架佇む場所は 神聖なりし神の祭壇
人であふれるその白銀は 語り継がれるいつまでも

「匣」の中のある話 [2004.08.19-23]

さぁ高らかに 謳い上げよ
汝が崇める 母の名を
ステンドグラスに磔られた 笑う悪魔の目の前で

神々が眠るそのハコは
キボウを死守する 災いの箱
13番目に取り出されるは
希望という名を冠する代物

宝石に似たその姿
人を惑わす災いなり

さぁ高らかに 謳い上げよ
汝を救う 神の名を
涼やかな鐘が奏であげる 虚無に満ちた歌に乗せ

それでも。 [2004.08.09-18]

貴方の言葉をあっさり信じ
待ち続ける僕は
さぞかし滑稽なことだろう。

でも そんな事言われたって
僕にできることは
ただ、言われたことを信じるだけ

それがどんなにどんなに
滑稽であっても さながら道化師のようであっても
疑い始めたらキリがないから
だから
ひたすら信じ続けるの。

童話のこと。 [2004.08.06-08]

泡になった少女の話を聞いた。

足の代わりに声を失い
愛する人の幸せのために 自分の命を投げ出した。
そんな少女が手に入れたものは
共に過ごすという、小さな幸せ。

たとえ泡になったとしても、彼女は幸せだったのだろう

カラフル [2004.08.05]

白。
白。しろ。真っ白。
今すぐにでも
白を黒に。
白を赤に。
白を青に。

何でもいいから。
白を自分の色に。

奥のさらに、おく [2004.08.04]

誰も知らないその奥地
草木が囲む 一人も居ない桃源郷
桃黄緑と花咲き乱れ
宴が続く そこの名は
誰もが知ってる 奥深く
名前は簡単 不可侵領域

ささげるもの。[2004.08.01-03]

右を見て
左を見て
前を見て
後ろを見て

星と月と夕日と夜空
くるりと回って見回して
お気に入りを指差して

その瞬間にあなたの所持品
星も月も夕日も夜空も
その空間だけを切り取って
それをあなたにささげよう