僕と、君 [2004.09.07]
存在意義
僕は 君のために
君は 誰のために?
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存在意義
僕は 君のために
君は 誰のために?
今日もよい日。
明日もきっとあさっても。
毎日続く。よいよい日々。
それはいつも赤に染まって終わりを告げる。
朝になったら元通り。
夜は赤く染まった人形に。
朝になったら元通り。
今日もよい日。
明日もきっとあさっても。
人形になって 朝には戻る。
毎日続くよいよい日。
それは決して終わることなく。
殺され続ける その繰り返し。
赤い赤い満月のした
空を見上げる 小さな少女は
紅銀のナイフをそっと
真白く着飾る胸に当て
小さくつぶやく その一節
それはさながら
小さな小さな物語
かわいらしくて残酷な
子守唄にも似たはなし。
貴方の世界はワイエルシュトラス
私には理解できないわ
幾何学模様で埋め尽くされて 数字の羅列が支配する
計算されたその空間は 見えないモノにはとても冷たい
私はカタリナなんかじゃないの
貴方を論破することなんて とっくの昔に諦めた
統治するのは見えない力 支配するのは天使と悪魔
不思議はすべて神の導き 世界が違いすぎるもの
機械の十字架ひとつ佇む 白い広場は伝承の墓地
寂れたシロはただ密やかに 眠り続けるいつまでも
奇怪な十字架佇む場所は 神聖なりし神の祭壇
人であふれるその白銀は 語り継がれるいつまでも
さぁ高らかに 謳い上げよ
汝が崇める 母の名を
ステンドグラスに磔られた 笑う悪魔の目の前で
神々が眠るそのハコは
キボウを死守する 災いの箱
13番目に取り出されるは
希望という名を冠する代物
宝石に似たその姿
人を惑わす災いなり
さぁ高らかに 謳い上げよ
汝を救う 神の名を
涼やかな鐘が奏であげる 虚無に満ちた歌に乗せ
貴方の言葉をあっさり信じ
待ち続ける僕は
さぞかし滑稽なことだろう。
でも そんな事言われたって
僕にできることは
ただ、言われたことを信じるだけ
それがどんなにどんなに
滑稽であっても さながら道化師のようであっても
疑い始めたらキリがないから
だから
ひたすら信じ続けるの。
泡になった少女の話を聞いた。
足の代わりに声を失い
愛する人の幸せのために 自分の命を投げ出した。
そんな少女が手に入れたものは
共に過ごすという、小さな幸せ。
たとえ泡になったとしても、彼女は幸せだったのだろう
白。
白。しろ。真っ白。
今すぐにでも
白を黒に。
白を赤に。
白を青に。
何でもいいから。
白を自分の色に。
誰も知らないその奥地
草木が囲む 一人も居ない桃源郷
桃黄緑と花咲き乱れ
宴が続く そこの名は
誰もが知ってる 奥深く
名前は簡単 不可侵領域
右を見て
左を見て
前を見て
後ろを見て
星と月と夕日と夜空
くるりと回って見回して
お気に入りを指差して
その瞬間にあなたの所持品
星も月も夕日も夜空も
その空間だけを切り取って
それをあなたにささげよう